愛媛大学教育学部附属才能教育センター

強みを、チカラに。
才能を、未来に。

才能とは、単なる能力の高さではなく、その子自身の中にある“伸びる力”です。
愛媛大学才能教育センターでは、特定分野に特異な才能のある児童生徒に対し、
教育実践と理論研究の両面からアプローチし、子供一人ひとりの「強み」を
社会の未来につないでいきます。

NEWS

  • 2025.06.30

    2025.06.30

    才能教育研究イベント「Gifted × Japan:新たな才能教育の扉を開く」(2025年7月5日) のご案内 

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    「愛媛大学才能教育センター設立、お茶の水女子大学サイエンス&エデュケーション研究所と愛媛大学才能教育センター連携、お茶の水女子大学創立150周年記念事業」記念イベント 

    「Gifted × Japan:新たな才能教育の扉を開く」 

    参加申し込みURL:https://forms.gle/V2PXfLpExMKd2Bq89 

    日時2025年7月5日(土) (受付9:00〜)9:30〜17:30 
    場所お茶の水女子大学
    共通講義棟2号館101室
    共通講義棟1号館203/204/205室
    参加費無料

    開会式  9:30〜10:00 


    1)レジェンド・トーク(オンライン録画) 10:00〜10:30

    「才能教育の歩みを振り返って:教訓と優れた実践法」 
    Dr. Joseph Renzulli & Dr. Sally M. Reis(Board of Trustees Distinguished Professors, Neag School of Education, University of Connecticut) 
    ※通訳:知久麻衣(日本スクールワイド・エンリッチメント・モデル協会(日本SEM協会)代表理事)

    2)才能教育研究最前線紹介 10:30〜12:00 

    研究紹介1  

    「すべての子供の潜在能力を発掘する-韓国の才能教育の現在地-」 
    Dr. Jiyoung Ryu(Director, Gifted Policy Center, KAIST Global Institute For Talented Education) 
    ※通訳:石川裕之(京都女子大学教授) 

    研究紹介2 

    「才能児の指導に関する個人的かつ文化社会的『壁』―国内外の教員養成課程学生の思考の分析を通じて」
    Dr. Erkki Tapio Lassila(神戸大学人間発達環境学研究科助教) 


    昼食 


    3)講演 13:00〜14:00  

    「『特異な才能のある児童生徒への指導・支援』とは何か?」 
    松村暢隆(関西大学名誉教授) 

    4)シンポジウム 14:10〜15:40 

    「我が国の学校教育において特異な才能のある児童生徒への支援はできるのか?」 
    司会:角谷詩織(上越教育大学教授) 
    パネリスト:隅田学(愛媛大学教育学部教授) ・鈴木秀樹(東京学芸大学附属小金井小学校教諭)・藤田由美子(株式会社ユーミックス代表取締役)

    5)ワークショップ(3会場)16:00〜17:30 共通講義棟1号館203/204/205室  

    ワークショップ1:「才能のある児童生徒のためのカリキュラムをデザインする─芽生える才能を支え、育みつづけるために」(参加者数上限30名) 
    講師:Dr. Kimberly Chandler, Director of Curriculum, Johns Hopkins University, Center for Talented Youth ※通訳:隅田学(愛媛大学教育学部教授) 
    ワークショップ2:「子供の個性や才能を伸ばす科学観察実験コンテンツ」(参加者数制限なし) 
    講師:千葉和義・貞光千春・吉村和也・大崎章弘・植竹紀子・田中千尋・和田祐子・吉岡靖久・露久保美夏・榎戸三智子(お茶の水女大学サイエンス&エデュケーション研究所)
    ワークショップ3:「教室で今すぐ実践!探究を助けるSEMと拡充のアイデア」(参加者数上限30名)
    講師:知久麻衣(日本スクールワイド・エンリッチメント・モデル協会(日本SEM協会)代表理事)

    6)ネットワーキング・イベント 17:45〜19:30(参加者数上限100名)
    (お茶の水女子大学サイエンス&エデュケーション研究所の活動報告も行われます) 


    ※参加費2000円(要事前申込・軽食代込)。当日受付にて集金させていただきます。 

    共催愛媛大学教育学部附属才能教育センター・お茶の水女子大学サイエンス&エデュケーション研究所 
    問合せ愛媛大学才能教育センター(contact@eu-gate.jp
  • 2025.06.30

    2025.06.30

    愛媛大学 才能教育センターの公式ホームページがオープンしました

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    このたび、愛媛大学 才能教育センターのホームページを公開いたしました。
    当センターの概要や活動内容、研究成果、イベント情報などを随時発信してまいります。
    今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

ABOUT US

才能のある児童生徒は、年齢や地域、性別を問わず、私たちの身近に存在します。例えば、一つのことに深く没頭する子供、語彙が豊かで言語的感性に優れた子供、理想に燃え、強い正義感を抱く子供、独創的な視点を持ち世界を見つめる子供たち。その輝きは、日常のふとした瞬間や学校生活の中に確かに現れています。

しかしながら、その優れた力が、既存の教育の枠組みの中では十分に認識・支援されず、時に誤解され、困難を抱えてしまう現実も否めません。知的・情緒的な発達がアンバランスであったり、他者の感情や期待に過敏で傷つきやすいこともあります。学校教育や社会⽣活に不適合を感じる⼦供、才能と困難を併せ持つ(2e: twice-exceptional)⼦供もいます。才能を活かす環境に恵まれなければ、その可能性は埋もれてしまいます。

こうした課題に対し、国も新たな一歩を踏み出しました。文部科学省が令和5年度より始動した「特定分野に特異な才能のある児童生徒への支援の推進事業」は、日本の教育における静かな、しかし確かな変革の幕開けです。令和6年には、日本初となる第18回アジア太平洋ギフテッド教育研究大会(APCG2024)が開催され、世界26カ国・地域から420名の研究者・実践者が集い、才能教育の未来を共に語り合いました。

こうした機運の中、愛媛大学は令和7年4月1日、日本で初めてとなる「才能教育センター(Centre for Gifted Education and Talent Development)」を設置しました。本センターは、才能のある児童生徒への包括的かつ実践的な教育支援を推進し、一人ひとりの「強み」を社会に活かす教育の創造を目指します。附属の幼稚園・小・中・高・特別支援学校の教員が実践知を携えて参画し、国内外から招聘する客員教授との対話と連携により、活動の質を高め、知見の波及を図ります。

私たちは、まだ見ぬ才能の「見える化」と継続的な支援を通じて、多様性の中で子供たちが挑戦し、学び、輝く機会を創出してまいります。全ての子供の可能性が社会とつながり、それぞれの個性が響き合う共生社会の実現に向けて−愛媛から、新たな才能教育の扉をひらきます。

愛媛大学教育学部附属
才能教育センター長
隅田 学

  • 子供一人ひとりの
    「強み」を育む

  • 特定分野に
    特異な才能のある
    児童生徒の教育へ
    「理論的基盤」

    「実践的指針」を提供

  • 多様性の中で輝く
    「個性が協調し
    合える社会」

    の実現

センター設置の背景

  • 才能のある児童生徒

    才能のある児童生徒

    才能部分の特性が誤解されていることもあり、優れた才能を開花させる機会を奪われている

  • 義務教育の段階から

    義務教育の段階から

    児童生徒の特性を踏まえた教育が必要

  • 才能が輝く学校生活

    才能が輝く学校・社会

    学校・家庭・社会が連動し、全ての児童生徒が個性や能力を輝かせながら学校生活を送ることができる教育の実現 (※1 ※2 ※3)

  • ※1 中央教育審議会「『令和の日本型学校教育』の構築を目指して~全ての子供たちの可能性を引き出す、個別最適な学びと、協働的な学びの実現~」を答申(2021)
  • ※2 文部科学省「特定分野に特異な才能のある児童生徒に対する学校における指導・支援の在り方等に関する有識者会議・審議のまとめ」(2022)
  • ※3 文部科学省「特定分野に特異な才能のある児童生徒への支援の推進事業」を開始(2023)

一人ひとりの「強み」を育み、
多様性の中で輝く個性が協調し合える
社会
の実現

学校や教育委員会等で実践的な利用可能な研修パッケージを開発

※R5・R6文部科学省「特定分野に特異な才能のある児童生徒への支援の推進事業」採択

  • R5年度事業報告書

  • R6年度事業報告書

センター概要

令和7年4月1日、愛媛大学教育学部附属「才能教育センター(E.U. Centre for Gifted Education and Talent Development: EU-GATE)」が設置されました。
今後我が国の学校教育における特定分野に特異な才能のある児童⽣徒への教育⽀援に対して理論的基盤と実践的指針を提供するとともに、子供一人ひとりの「強み」を育み、多様性の中で輝く個性が協調し合える社会の実現に寄与していきます。

愛媛大学教育学部附属才能教育センター

実績

  • 2024年 The 18th Asia-Pacific Conference on Giftedness を日本初開催 ※26ヶ国・地域から420名の参加者
  • 2023年・2024年 文部科学省「特定分野に特異な才能のある児童生徒への支援の推進事業(新規事業)」
    「(1)特異な才能のある児童生徒に関する研修パッケージの作成」 ※連続して全国で1件のみ採択
  • 2020年 Gifted Academia オンラインセミナーを開始 ※675名(2025年6月1日現在)のフォロワーが登録
  • 2019年度 教育学部教職専門科目として「才能教育論」を開講
  • 2011年度~2021年度教員免許状更新講習「才能ある子どもの個性や能力を伸長する教育」を開講
  • 2010年 Kids Academia プログラムを開始 ※現在237名(2025年6月1日現在)の子供が登録 2013年野依科学奨励賞受賞

ACTIVITIES

主な活動内容

  • 01

    才能教育に関わる研究・実践の⽇本・アジア太平洋におけるセンター的機能の形成

  • 02

    附属学校園及び国内外の学校、教育委員会、⺠間企業 ・団体等と連携した才能教育カリキュラム、教材、指導法、評価法の開発と実践

  • 03

    学校教員・一般を対象とした才能教育に関わる研修理解増進

  • 04

    コンテストや研究メンタリングを通した才能発掘継続⽀援

  • 05

    学校と連携した、才能のある児童生徒に関する相談⽀援体制の構築

プロジェクト紹介

学校と連携した学習・支援プログラムの提供及び評価の在り方に関する実証研究

03

文部科学省 令和7・8年度
特定分野に特異な才能のある児童生徒への支援の推進事業
学校と連携した学習・支援プログラムの提供
及び評価の在り方に関する実証研究

研究協力校:愛媛大学教育学部附属小学校、愛媛大学教育学部附属中学校

全国単位の相談支援体制の構築等に関する実証研究

04

文部科学省 令和7・8年度
特定分野に特異な才能のある児童生徒への支援の推進事業
全国単位の相談支援体制の構築等に関する
実証研究

MEMBERS

  • 隅田学

    (センター長・教授 )

    特異な才能のある児童生徒の理解と支援が学校と社会に広がるよう尽力します。

  • 中野広輔 

    (副センター長・教授)

    特別支援医学の視点から才能教育研究を行います。

  • 井上昌善 

    (准教授)

    社会科教育の視点から才能教育研究を行います。

  • 苅田知則 

    (教授)

    特別支援心理学の視点から才能教育研究を行います。

  • 清田朗裕 

    (講師)

    国語科教育・言語学の視点から才能教育研究を行います。

  • 河野美千代 

    (教授)

    教育実践学の視点から才能教育研究を行います。

  • 立松大祐 

    (教授)

    英語科教育の視点から才能教育研究を行います。

  • 田中雅人 

    (教授)

    スポーツ教育学の視点から才能教育研究を行います。

  • 玉井輝之 

    (准教授)

    技術科教育の視点から才能教育研究を行います。

  • 向平和  

    (教授)

    理科教育・生物教育の視点から才能教育研究を行います。

  • 吉村直道 

    (教授)

    数学教育の視点から才能教育研究を行います。

  • 宮本春奈

    附属幼稚園 (教諭)

    幼稚園をフィールドとして才能教育研究を行います。

  • 水口達也

    附属小学校 (教諭)

    小学校をフィールドとして才能教育研究を行います。

  • 真木大輔

    附属中学校 (教諭)

    中学校をフィールドとして才能教育研究を行います。

  • 川本孝

    附属特別支援学校 (副校長)

    特別支援学校をフィールドとして才能教育研究を行います。

  • 横山泰士

    附属高等学校 (教諭)

    高校をフィールドとして才能教育研究を行います。

  • 大山くらら

    附属高等学校 (教諭)

    高校をフィールドとして才能教育研究を行います。

  • 大西裕里

    (研究補助員)

    皆さんの才能教育研究を補助します。

客員教授・准教授

  • 松村暢隆

    関西大学 (名誉教授)

  • Julia Link Roberts

    Mahurin Professor, Western Kentucky University

  • Rena Subotnik

    Academic Talent Development Program, University of California Berkeley

  • 石川裕之

    京都女子大学高等教育開発センター (教授)

  • Heidrun Stoeger

    Chair for School Pedagogy, Universität Regensburg

  • Kimberley L. Chandler

    Director of Curriculum, Center for Talented Youth, Johns Hopkins University

  • 角谷詩織

    上越教育大学 (教授)

  • Jae Yup Jared Jung

    Professor, The University of New South Wales

  • Jiyoung Ryu

    Director, Gifted Policy Center, KAIST Global Institute For Talented Education

  • Erkki Tapio Lassila

    神戸大学人間発達学研究科 (助教)

特定研究員

  • Sanjita Prasad

客員研究員

  • 新井しのぶ

    中村学園大学教育学部 (講師)

  • 吉川あすか

    小郡市立三国小学校 (教諭)

  • Antonnette Pawilen

    (研究生)

VIDEOS

    現在、掲載内容を準備中です

VOICE

  • ギフテッドに関わるすべての方が参加できるシンポジウム、勉強会などを今後も定期的に開催していただきたいです。

  • 教員向けの研修会や学校で取り組めるような実践事例集などを公開していただけると嬉しいです。

  • 今後もギフテッドに関する様々な情報発信をお願いしたいです。もし、教員を目指す学生がギフテッドに関して知っておくと良いことなどをまとめた資料などがあれば大変ありがたいです。

  • 国立大学附属のセンターができたということで、「才能」や「才能教育」という捉えどころのない難しい概念について、色々な立場から真剣に議論できる仲間が増えるといいなと、期待しています。

  • 学校と才能児の子供たちや保護者とをつなげる存在になってほしいです。

  • 現在の小学校に所属しながらでも通える、もしくは現在通っている小学校でも月に何度か実施して頂く、登校扱いにして頂くなど配慮があると嬉しいです。

  • 学術的な才能に秀でた子どもだけでなく、芸術面で秀でた子供も対象となると嬉しいです。

  • 世の中の困っている小学生のお友達が、各々の得意分野の専門家と繋がって、本人の成長と共に、各分野が更なる発展をしていけたらいいなと思います。

  • 学校への教育支援のネットワークに大変期待感があります。全国の先生が、才能ある児童がクラスにいたときに相談できる場ができたことは非常に意味があることだと思います。

  • 才能があるお子さんの困難さを理解し、生かせる場づくりのために、具体的にどのようにしていくとよいのか、勉強したいと思いました。

  • 愛媛大学のみならず、幅広く、他校との連携を考えて頂いている事に大きな感銘を受けました。

  • 日本で初めて才能教育センターが設立されるという、この新たな一歩が、たくさんの子供たちの可能性を広げていくことを心から願っています。

  • 才能教育の広がりを期待しています。

  • 才能教育について研究者、実践者、保護者等が集まる開かれた場をたくさん作っていくことが社会への共感を広げる第一歩だと思います。

CONTACT

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住所
〒790-8577 愛媛県松山市文京町3 愛媛大学教育学部附属才能教育センター
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